海外展示会出展情報

ヨーロッパ国際見本市について

2020.05.10

海外進出・販路開拓の方法の一つに「見本市・展示会に出展する」があります。

国際見本市は世界中からバイヤーが集まるビジネスの場。適した場に露出が出来、販路開拓のチャンスとなります。ビジネスはほぼこの展示会で決まると言っても良いくらいです。

デザイン性の高いギフト製品、ファッション小物、雑貨、日用品、ホーム製品等の販売でヨーロッパ全体を視野に入れた海外進出に挑むなら、下記のヨーロッパ2大展示会がオススメです。

MAISON & OBJET （メゾン・エ・オブジェ）

年に2回、1月と9月にフランス・パリで開催されるインテリア業界の「パリコレ」とも言われる世界最高峰のインテリア＆デザインのトレードショー。インテリア小物、家具、装飾品、テーブルウェア、ギフト、デザイン雑貨など、生活関連アイテムが集まる。

AMBIENTE（アンビエンテ）

毎年1回、2月にドイツ・フランクフルトで開催される世界最大級の消費財見本市。テーブルウェア、キッチン用品、インテリアアクセサリー、ギフト雑貨などの消費財メーカー、デザイナー、商社が一堂に会すヨーロッパの代表的国際展示会。

☆ この2つの展示会の大きな違いは？

アンビエンテは大手チェーンが消費財を大量に買い付けにくるイメージ。メゾン・エ・オブジェは大手だけでなく中小規模の小売店も多くデザイン性の高い製品を買い付けにくるイメージです。

☆ メゾン・エ・オブジェは年に2回、1月と9月に開催されますが、ざっくりと1月展と9月展の違いとは？

1月展の方がインターナショナルな来場者が多いという印象。
新年になって潤沢な予算で翌年販売する分を買い付けする、または新規商品のSourcing（ソーシング）、つまりサプライヤー選定、価格調査等の業界リサーチがメインという傾向です。即成約! という流れではないことが多く、ここから腰を据えて連絡のやり取り、成約に至るまでのプロセスを踏むことになる場合が多いです。

9月展は、直近の新学期セール、クリスマス商品の仕入れに中小規模の小売店が多数訪れます。Purchasing（パーチェシング）、つまりその場で発注していったり、納品を急ぐところが多いです。9月展に出展を考える場合はそれなりの在庫の確保、即納が可能な状態にしておくことがベストと思われます。

手応え感に違いはあれど、両方有意義です。