海外進出の方法 with コロナ
時代に合った進出方法がある
リアルとデジタルの両輪
デジタル面も強化しながらのリアル展示会
従来のヨーロッパでのビジネスは、売り手と買い手が一堂に会するリアル展示会で決まると言っても過言ではないという状況でした。
ただし、コロナ禍で国外への移動が困難、出展者側は実際に現地へ出向いて参加することを諦めたり、買い付け側も人の集まる大きなイベントにわざわざ足を運ばないとなると、今後は従来の形を変えてビジネスを維持していくことを考えなくてはなりません。
あらゆる分野の大きな国際見本市・展示会がキャンセルになり、来年以降に持ち越しとなっています。しばらくはこういった大きなイベントの開催は難しくなると思われます。今後はどの展示会も、これまでになくデジタルフェアやウェビナーの開催等、オンライン化に注力していくことは間違いないでしょう。リアルで行われている部分をどれだけデジタルに近づけていけるかが鍵です。リアル展示会のブースデザイン、ショーケース、商談会、受注の仕組みまで全てデジタルで出来るようになる日もそう遠くはないかもしれません。
そして一般消費者のオンラインショッピング(BtoC)の傾向はますます高まり、販売側としてECサイト運営は必須になってくると思われます。
細やかなアフターサービスはもちろん、商品の3D画像、使い方がわかるチュートリアル動画等、従来のコンテンツをより進化させていく必要があります。
ただしBtoBに関しては、デジタル化が進んでも、やはり実物を確かめてからでないと注文に結びつけるのはまだまだ難しいのではないかと感じています。
弊社が登録しているデジタルプラットフォームからは連日多くの問い合わせが入りますが、成約率というのは国際見本市・展示会の限定期間(4,5日間)のそれとは比較にならないです。当然ながらデジタルマーケティングとリアルマーケティングでできることにはそれぞれリミットがあります。だからこそ、この2つは互いに補足的な役割と意味合いを持つと言ってもよいでしょう。
今後はずばりデジタル面も強化しながらのリアル展示会出展、そして従来の営業・売り込みと物流拠点が鍵となるでしょう。
従来の「展示会出展」という言葉を「デジタル面も強化しながらのリアル展示会出展」に置き換えてみてください。
展示会シーズンには、大小の国際見本市の開催が予定されていますが、決行、持ち越し、キャンセル等と主催者の方針によるところが大きいようです。
今後リアル展示会が全くなくなるわけではないですし、リアル展示会への出展、海外進出を今諦めてしまうのはもったいないということをお伝えしたいです。
状況に合わせた海外進出方法もあるのです。
これまでリアルでやってきたことをそのままデジタルに置き換えてみるのです。
もちろん100%置き換えは不可能ですし、ただどちらかに偏った方法のみというのは今後難しいでしょう。
リアル面とデジタル面を互いに補足し合いながら両輪をしっかりと築いていくことが大切です。
その際出来ることとして、幾つかの可能性が挙げられます。
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